アルゲリッチ わたくしこそ音楽


今きのう買ってきたCDのなかからバッハのトッカータハ短調をきいている。本当に浄化されるみたい、きのうある人との電話で私がピアノを極めたいというとせせら笑うようなことをいわれ、不快であった。私のように才能が少ないものが真剣にやるのははたからみるとこっけいかもしれないが、不快である。しかし彼女のトッカータハ短調、パルティータ2番をきくと不快感が洗い清められるようで、先日のレパートリー(100曲以上はある)総点検で、幸福感をあじわった。レパートリーは多岐の作品にわたり、古典・バロック、ロマン、フランス、ロシアとオオザッパにわかれ、ドビュッシーの花火はおぼつかないが、あとは比較的すらすらひけた。頭の中でいろいろなものがめぐる幸福感とともに、きのうの映画を思い出しながら、天国の母に「小さい時ピアノはきらいだったけれど、きびしい先生につけてくれて、ありがとう。おかげで、ある程度のレベルには達したし、なによりのぜいたくを味わっているわと」手をあわせた。

さて本題だが、その詳細を聴きたい人も多いので、ほこりを横目で見ながら、早いほうがと思ってかいている。いつも応援してくださっている人にすこしでも報いたくて

まず関東の人なら渋谷ルシネマが妥当だと思う。私は前売り券でいったが、オンライン予約もあるのでそれをおすすめする。
10時開場、10時30分開演である。渋谷駅南口(横須賀線直通できた)からどういっていいかわからなくタクシーでいった。9時50分ごろについたが、まず1階のエレベータがまたないとのれない。6階でおいてもすごい人、そこら辺のスタッフのひとの言葉では、かろうじてはいれるレベルらしい。
ようやく販売窓口に行くと(オンライン予約は別窓)1番前、2番目しかなくB6をとる。
平日の朝一ならだいじょうぶでしょうという電話案内の人を信じていたが、それはちがう。
わたしの後にもたくさんのひとがいたが、12時40分からにまわされていた。夕方の17時、19時台なら比較的すいている。


この映画は見る価値がある。彼女の愛の遍歴が、美しい思い出として、また現在の人間としての交わりとして自然に描かれており、娘さんへの愛情にはショパンの優しいメロディのようであり、お孫さんとの交流もほほえましい。

アルゲリッチは音楽家チェンと結婚し、娘は現在ビオラ奏者 次はデュトワの間に次女アニーを出産、アニーはアリゾナ大学勤務 次にコバセビッチ(ピアニスト、ベートベンが得意、アルゲリッチはコンチェルト4番のひきぶりにほれた)との間にステファニーを出産、彼女は映画監督としてこの作品を作っている。

音楽もそれぞれの状況にふさわしく流れ、バックグランドミュージックでもなく、テクニックを駆使していることをみせつけるのでもなく自然にはいってきた。

プロコイエフのコンチェルトはただただすごい、
ラベルの夜のガスパールは彼女は悪魔的といっていた。そのあと2日前にひいた高雅で感傷的なワルツが流れ、優雅であり、ますますこれをしたいという気持ちが強くなった。

ショパンのピアノコンチェルトこれは3楽章はまるで磁石のようにすいつけられた。

英雄は本当にどうとうとしていた。

コバセビッチのひくベートベンもいいな 28番ソナタ これは私のすきな曲である。ディアベリ、熱情もいい。アルゲリッチがほれる理由もわかる。そこにステファンとの対話があり、心のきずな、最後に妻アルゲリッチを思わせる。

金平糖のおどりが2回でてきたが、おとぎの国のよう

ベートベンのピアノ四重筝曲3番では、チェンと協演しており、ここに日常的な母娘のほほえましさをみた。

とにかくやわらかいラベルも悪魔のようなラベルも、ビオルトーゾ的なプロコイエフもすごい。
最後にバッハが流れていたので、それでCDも買った。
また最後の場面で異父の3姉妹があらわれており、姉妹というより同志という感じがした。

とにかく前にも書いたように、感動した。音楽に詳しくない人にも見所のある映画だとおもう。

前述のレパートリーと映画で、最高のぜいたくをあじわい、ピアノを続け精進しているものにあたえられる特権と思った。

アルゲリッチもすきといっているショパンノコンチェルト1番まるで初見だが、3楽章が1番すきなのでひいてみた。それこそ手首をくしすると、うまくひける気がした。あとはおとを確実につかむことかな。リストとちがってそう音がとぶことはない。この快活な曲も時にひいてむる楽しみがふえた。
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